2012年3月10日土曜日

「劇場の構図」熟読

知人に誘われて 清水裕之著「劇場の構図」の読書研究会に参加することになりました。
そのための叩き台として、数回に分けてノートをまとめていきます。




 先ず目次から

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第1章
1 はじめに
2 観ること、観られること  +追記
3 芸能空間の基本形
4 視軸
5 芸能空間の異化と同化
6 芸能空間の複合型
7 二重の正面性
8 二重の正面性の同化
9 横から観ること、或いは視軸の三角形
10 観客の意識による芸能空間の変容


第2章
1 ギリシア劇場とローマ劇場
2 聖史劇の宇宙
3 ルネサンス
4 バロック劇場の成立と解体
5 近代プロセニアムステージの完成とオープンステージの挑戦
6 近代劇場の解体と重合的劇場空間意識の芽生え


あとがき

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最初は「え~ 書いたの あの さいたま芸術劇場 の設計者かよ 説得力あんのかよ」などとロクに知りもしないのに子供じみた拒否反応を示してしまったのですが、読み始めてみるとコレ、劇場空間を考えるためのキーワードがよく整理解説されており、教科書としてとても優れている。読みながらアイデアばんばんひらめいた。まずは最初の無礼を詫びますごめんなさい。本当に反省しています。

各項目についてのノートは上記目次にリンクを貼り付けて随時まとめていきます。
(3/10時点で第1章を読み終えた状態)

ここで先ずは俺自身の動機をいくつか述べておきます。

・建築学生兼演劇サークル所属だった若い頃から演劇への興味と同等に劇場空間への興味もそれなりにあったので、(遅きに失したとはいえ)劇場史をひと通りさらっておくことは必要と感じた。

・何となく始めた「悪魔のしるし」の活動も気がつけばそれなりに本格化しつつあり、デカイ話が来れば自然と(この"自然と"がクセモノなんだが)上演会場もデカくなりがち、となると、今までの演出では空間を制御できなくなるのではと恐怖している。

・自分のこれまでの活動を振り返ってみても、物語内容よりも、客席を含めた空間構成に重きを置いている節があり、まあ、天然でやってたんだけど、ここにキチンとした言葉を与えたい。

・目に入ってくる批評・感想のほとんどが近代以降の均質化された客席(という幻想!)を立脚点にしており、そこに対する苛立ちがもうどうにも止まらない。

てな感じでボチボチやっていきます。
一緒に研究していくのはロシア演劇研究者、建築家、そして俺の3人。
もちろん成果はこれからの活動にドンドン反映していくつもり。